昨今の情報環境は充実し、世の中にはいいモノ・コトが溢れています。生産者と消費者との距離も短くなり、新しいものが続々と生まれては即時発信され、私たちは衣食住を豊かにする選択の可能性に恵まれています。対して消費・体験できる時間は変わらず1日あたり24時間なので、選択肢が増えるほど消費確率が低くなるといえます。YouTubeの動画、ランチのお店、気分を変える服や家具、リモートワークのための環境、旅行先、新生活の拠点など、体験の目的や軽重はさまざまで、そのすべてにおいて当然に自分の選択には満足したいはずです。ただこれだけの情報に囲まれると価値基準や比較が複雑になり、「他にもあるかもしれない」と、未選択の可能性による不安も大きくなったのではないかと思います。だからこそ個々の基準やこだわり、自分だけでも好きと言えるものに価値があるのと同時に、ヒト・モノ・コトの出逢いの希少性を慮る必要があると思います。ものづくりは愚直でいられるように、その理念やストーリーが届くように。商人は情報発信の多様化、媒体のトレンドを追いかけてインターネットのカオスに埋もれないように。アールデパートメントは縁を重んじ、クリエイティブを起点にあらゆる好機となる線を描きます。

代表 青木 渉

R.department LLC


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